異物誤嚥
異物誤嚥とは、本来食べ物ではないものを飲み込んでしまうことです。
串のついたままお団子や焼き鳥を食べてしまったり、おもちゃで遊んでいるときに誤って飲み込んでしまったりすることがあります。
小さな物であれば便とともに排泄されることがありますが、大きな物や長いひも状の物、の尖った物などは胃・腸の閉塞・穿孔の原因になります。(消化管内にある食べ物以外の物は “消化管内異物”といいます)
【おもな症状】
1. 元気消失
2. 食欲不振
3. 嘔吐・下痢
4. 消化管の完全閉塞があると便秘
5. 腹痛(腹膜炎を併発した時は激しい腹痛)
6. 無症状
など
【好発品種】
特にありません
【診断】
レントゲン検査やCT検査で異物の確認をします。
■消化管内異物としてよく見られる物■
• 金属類(キーホルダー、指輪、ネックレス、硬貨など)
• ビー玉などのガラス
• 果物の種子
• 焼き鳥やお団子の竹串
• プラスチック製のおもちゃ
• ひも状のもの(輪ゴム、毛糸など)
• 布類(タオル、衣類、布製おもちゃなど)
※金属や種子などは画像で容易に確認できますが、布類やビニール、ひもなどは画像で確認するのが難しいです。
また小さい異物も画像で確認できないことがあります。
• ビニールやラップ
【治療】
• 内視鏡による摘出
• 開腹手術