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肺葉捻転

※検査を受ける施設・検査内容・オプション・ペットの体重などにより料金は変動します。詳しくは、各施設でご確認ください。

  • CT

小型mix 去勢雄・7歳・体重4.3kg

□□□□ 経過□□□□
1週間前から活動性低下し、5日程前から咳、食欲低下
かかりつけ病院にてレントゲンで左肺前葉に不透過性亢進所見を認めた

□□□□ 画像所見□□□□
左前葉全域にコンソリデーション、中心部には気腫性のガス陰影を認める【青矢頭】。左前葉への気管支走行は途中で寸断され【赤丸】、遠位の走行は不明瞭である。同肺葉は腫大し、造影剤により辺縁および肺動静脈の一部にわずかに増強を認めるのみであり、全体に乏しい。

□□□□ 画像診断□□□□
左肺前葉の捻転


□□□□予後□□□□
肺葉切除の手術をし、経過は良好

□□□□獣医師コメント□□□□
画像として典型的な肺葉捻転ですが、捻転している場合は胸水貯留を伴っていることも多く、レントゲンやエコー検査では判断に困ることがあると思います。また、特発性ではなく、捻転を起こす原因(腫瘍病変など)の精査にもCT検査は有用になりますので、お困りの症例がございましたらご相談いただけますと幸いです。

ちなみに、キャミックでの過去10年における肺葉捻転症例で多かった犬種と捻転箇所は以下の通りでした。

【検査実施内容】※表記は全て税込価格です。

・CT検査(1部位、10kg未満) 49,500円
・CT追加検査(1回まで) 17,600円
・CT追加検査(2回以降) 8,800円
・CT造影検査(10kg未満) 24,200円
・点滴処置(20kg未満) 1,650円
・酸素室(10kg未満) 2,750円

104,500円(税込)

【検査画像】

【CT画像】造影後縦隔条件、背断像

【CT画像】肺条件、背断像

【CT画像】肺条件、横断像

【統計グラフ】肺葉捻転の箇所

【統計グラフ】肺葉捻転を起こした犬種