日頃より、動物検診センターキャミックに格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

キャミックでは、動物病院で働く先生方の診察にお役立ていただく為に、画像診断に関連したセミナーを定期的に開催しております。今回は、東京大学の本阿彌 宗紀 先生を講師にお迎えし、整形外科領域におけるCT・MRI診断のポイントについてお話しいただきます。
無料のオンライン配信ですので、PCとネット環境さえあれば いつ・どこでもご視聴いただけます。ぜひ、下記のURLよりお申し込み下さい。

◎講演テーマ
跛行診断におけるCT・MRI検査

〜より効率的に断層撮影を利用しよう！〜

◎講師
本阿彌　宗紀(ほんなみ むねき)先生
東京大学大学院農学生命科学研究科附属動物医療センター　特任助教

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★☆講演者(本阿彌先生)からのコメント☆★
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犬や猫の整形外科疾患において、CT検査やMRI検査を使う頻度はそれほど高くありません。
これらの断層撮影は、簡単に多くの情報を手に入れられ確定診断に結びつけやすいというイメージがありますが、実は局所の病変をより細かく描出しようとすると、X線検査やエコー検査の方が優れている点が多いのです。
ですが、断層撮影でしか得られない情報もたくさんあります。本セミナーでは跛行診断を進める上で、どのタイミングでどんな目的でCTやMRI検査を行えばより効率的に診断に近づけるのか、実際の症例の診断ステップを紹介しながら解説していきます。

◎内容：
・整形外科疾患に対する画像診断　使い分け
・骨腫瘍・関節内腫瘍・末梢神経腫瘍の診断ステップ
・病変部位を見つけるための除外診断のポイント
1,関節疾患の除外
2,骨疾患の除外
3,炎症性関節疾患の除外
4,神経疾患の除外
・CTやMRIのタイミング
・確定診断に必要な生検法を理解する

本阿彌 宗紀 先生

東京大学大学院農学生命科学研究科 附属動物医療センター
特任助教、獣医師、獣医学博士

【ご経歴】

2008年　麻布大学獣医学部獣医学科卒業　外科学第二研究室
2012年　東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻博士課程修了、博士号（獣医学）取得
東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻　特任研究員
2013年　東京大学大学院農学生命科学研究科 附属動物医療センター　特任研究員
2014年　同　特任助教
現在に至る
専門は小動物の整形外科であり、同診療科長を務める。整形外科インプラント開発、骨再生、関節外科学、運動器超音波検査に関する研究、および小動物整形外科学の教育に従事している。一般社団法人日本麻酔外科学会整形外科委員会委員長、動物臨床医学会評議員および運動器分科会顧問などを歴任。