脳炎
※検査を受ける施設・検査内容・オプション・ペットの体重などにより料金は変動します。詳しくは、各施設でご確認ください。
- 犬
- MRI
チワワ 避妊雌・4歳・2.9kg
□□□□ 主訴 □□□□
1ヶ月前~食欲低下。左旋回が見られる。
□□□□ 画像所見 □□□□
頭部MRI検査では、左側・前頭葉/側頭葉/視床(白質領域を主体)に瀰漫性病変を認める【桃色矢頭】。
病変はT2強調画像/FLAIR画像で高信号、T1強調画像で等〜やや高信号を呈し、一部で造影増強を認める。病変は一部FLAIR画像/T1強調画像で低信号を呈し、壊死/脱落に伴う脳脊髄液への置換を疑う【緑矢頭】所見を含む。
また、病変の一部および視床レベルの髄膜(左>右)に造影増強を認める【黄色矢頭】。
以上の所見より、壊死/脱落を伴う炎症性疾患(壊死性白質脳炎:NLE等)を疑う。脳室拡大の指標であるVB値は36%と重度拡大を呈し(正常:14%以下、重度:25%以上)、一部透明中隔の 欠損を疑う。
視床間橋の高さは4.1mm(正常:5mm以上)と低く認められる。 小脳尾側は扁平化し、延髄〜頸髄移行部はやや湾曲して見られることから、尾側後頭骨奇形症候群(COMS)等 が疑われる【桃色丸】。
検査範囲内の頚部において、C2〜C5レベルの脊髄実質で中心管拡張/脊髄空洞症を疑う所見を認める【水色矢頭】。
左鼓室胞内に炎症産物の貯留を疑う所見を認める。内耳領域に特異所見は認められない。
*脳脊髄液採取 色調:無色透明 細胞数:8.8個/μl(正常:0−5個)
【検査実施内容】※表記は全て税込価格です。
・MRI検査(1部位) 88,000円
・MRI造影検査(1部位,10kg未満) 12,100円
・脳脊髄液検査 8,800円
・酸素室(10kg未満) 2,750円
111,650円(税込)