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頚部脊髄梗塞

※検査を受ける施設・検査内容・オプション・ペットの体重などにより料金は変動します。詳しくは、各施設でご確認ください。

  • MRI

雑種猫 去勢雄 11歳 5.44kg

□□□□ 主訴 □□□□
1週間前、急性の左前肢不全麻痺となり、左片側不全麻痺となった。同日夕方から四肢の不全麻痺へと進行し、排尿障害を呈するようになった。

□□□□ 神経学検査□□□□
姿勢:横臥
歩様:四肢不全麻痺
姿勢反応:四肢低下(特に左側で顕著)
脊髄反射:左橈側手根伸筋反射 低下
→意識状態および脳神経検査にて異常がないことから脊髄第1分節および第2分節の病変が疑われた。

□□□□ 画像所見 (発症から7日後に撮像)□□□□
C5〜T5椎体レベルの脊髄はT2強調画像で高信号を示している。C6-〜T1椎体レベルでは、信号強度変化の左右差、造影増強があり、拡散強調画像で高信号、ADC-mapで拡散低下が示唆されることから急性期の脊髄梗塞が疑われた(この症例は梗塞に併せて浮腫の併発もあると考えられました)。

□□□□ 予後 □□□□
検査後4ヶ月では四肢の動きはよくなったようだが、完全に回復は見られず、排尿障害も残存しているとのこと。

▼「脊髄梗塞」についてはこちらをご覧ください。
https://camic.jp/column/23_202305/

【検査実施内容】※表記は全て税込価格です。

・MRI検査(1部位、10kg 未満) 88,000円
・MRI造影検査(10kg未満) 12,100円
・MRI部位追加(1部位、10kg 未満) 13,200円

113,300円(税込)

【検査画像】

【MR画像】矢状断像 T2強調画像

【MR画像】横断像 C7椎体レベル T2強調画像

【MR画像】矢状断像 拡散強調画像

【MR画像】横断像 ADC-map