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FIP

※検査を受ける施設・検査内容・オプション・ペットの体重などにより料金は変動します。詳しくは、各施設でご確認ください。

  • MRI

ラグドール 8ヶ月齢 未避妊雌 2.1kg

□□□ 主訴 □□□
1週間前からジャンプに失敗する・転ぶ・ふらつきなどの運動失調。

□□□ 神経学検査 □□□
姿勢    正常
姿勢反応  正常
脊髄反射  正常

□□□ 画像所見 □□□
頸髄の髄膜はびまん性に造影後T1強調画像で高信号を呈し、造影増強を疑う。

□□□ 脳脊髄液検査 □□□
脳脊髄液中に、400個/μlと顕著な細胞数の増加を認めた。細胞成分は、好中球主体で小単核球やマクロファージが確認された。
また後日、PCR検査にてコロナウイルスが検出され、FIP(猫伝染性腹膜炎)と診断された。


□□□ 予後 □□□
内科治療にて良化した。


◆FIP◆
FIP感染によるウイルス性髄膜脳脊髄炎は、脈絡叢や上衣層で炎症を起こすことが多いですが、本症例のように髄膜炎が主体となることもあります。

▼他のFIP症例はこちらからご覧いただけます。
https://camic.jp/inspection_case/202210_cat/

【検査実施内容】※表記は全て税込価格です。

・MRI検査(1部位) 88,000円
・MRI造影検査(1部位,10kg未満) 12,100円
・MRI部位追加(2部位、10kg 未満) 26,400円
・脳脊髄液検査 12,100円
・点滴処置(20kg未満) 1,650円
・酸素室(10kg未満) 2,750円

143,000円(税込)

【検査画像】

【MR画像】矢状断像 造影後T1強調画像

【MR画像】横断像(C2-3椎間) 造影後T1強調画像