検査の有用性
症状、病変により MRI検査・CT検査それぞれに適した検査があります。
どちらの検査が適しているかはこちらをご覧ください。
このような症状の時に検査をすすめします
脳疾患
- 発作
- 痙攣
- 運動失調
- 視覚異常
- 捻転斜頚
- 眼振
- 斜視
- 旋回
- 測定障害
- 振戦
- 不全麻痺から全麻痺
- 性格の変化
- 攻撃性など
脊髄疾患
- 四肢または後肢の不全麻痺から全麻痺
- 頚から腰部痛など
鼓室胞内病変
- 眼振
- 捻転斜頚
- 旋回など
鼻腔内病変
- 鼻出血
- 慢性鼻汁など
MRI検査
MRI検査で分かる病気
- 脳疾患
- 腫瘍、梗塞、炎症、出血、水頭症、くも膜嚢胞、キアリ様奇形(COMS)、小脳低形成など
- 脊髄疾患
- 腫瘍、梗塞、炎症、出血、椎間板ヘルニア、脊髄空洞症など
- 鼻腔内病変
- 腫瘍、炎症など
- 鼓室胞内病変
- 腫瘍、炎症など
MRI検査の利点
MRI検査は、体に強力な磁気を当てコイルから体内の情報を取り込む装置です。
MRI検査では椎間板ヘルニアなどの部位や圧迫の程度の確認、頭部の炎症や腫瘍性病変部の確認などに優れた検査です。
従来は椎間板ヘルニアなどの手術前、脊髄造影など動物に負担のかかる手法がとられていました。
MRI検査を行うことで、より多くの情報量を得ることができ、患者さまの体に傷痕を残すことなく病変部を確認することが可能となりました。
CT検査
CT検査でわかる病気や病気の部位
- 胸腔内
- 腫瘍、肺転移、リンパ節のチェック、炎症、石灰化など
- 腹腔内
- 腫瘍、炎症、石灰化/線維化病変、リンパ節のチェック、門脈シャント、潜在精巣など
- 頭部
- 外傷、鼻腔内病変、口腔内腫瘍、歯科疾患、鼓室胞内病変など
- 骨
- 腫瘍、骨増生、骨融解、形成不全、奇形、骨折など
CT検査の利点
CT検査は、通常のX線撮影のような1回一方向からの撮影とは違い、体の周りをらせん状(ヘリカル)に連続撮影します。
一回の撮影時間は約30秒程度で終了いたしますが、得られる情報はX線と比較できないほど多くなります。
主に骨格の異常や臓器系の異常個所、腫瘍性病変の把握に利用されます。
当施設のCT装置は、患者さまの被曝量を抑える安心設計になっています。