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キャミックメールマガジンVol.15(2022年9月号)

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キャミックメールマガジンVol.15
\\2022年9月号//
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▼目次▼
【1】医療コラム「T1強調画像と造影剤について」
【2】症例報告
【3】\\配信中//
『高齢動物の脊椎疾患』
(神志那 弘明 先生)
【4】全日営業開始のお知らせ
【5】電話受付時間延長のお知らせ
【6】電話相談随時受付中

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┃【1】医療コラム
┃ 「T1強調画像と造影剤について」
┃ https://camic.jp/column/15_202209/
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前回までのコラムの中でもMR画像は信号強度の強弱により、画像を白と黒の濃淡で表示している。その中でも、T1強調画像では脳室内やくも膜下腔等の脳脊髄液や嚢胞等の液体成分は低信号(黒くなる)とお伝えしました。

その他にも、脂肪組織は高信号(白くなる)、腫瘍はやや低信号(やや黒くなる)、骨は低信号(黒くなる)に見えます。また、T1強調画像では身体の解剖学的な構造が見やすい等の特徴があります。

つまり、ざっくり言うと液体が低信号(黒くなる)の画像→T1強調画像となります。

MRI造影剤はMRIにおける構造の可視性を向上するために使われており、一般的にコントラストの強調にはガドリニウム製剤を使用します。

ガドリニウムは弱い磁性をもつ原子で、その周囲にあるプロトンの緩和を促進してT1値を短縮する働きがあるので、T1強調画像における信号強度が上昇します。

よって、造影剤による増強効果とは、造影前のT1強調画像と比べて造影後のT1強調画像で高信号(白くなること)をいいます。

検査では、先ずは造影剤を使わずに撮像します。続いて静脈から造影剤を注入して撮像します。造影剤は血液の豊富な組織に分布しますので、その分布の仕方によって病気を診断します。

正常な血液脳関門は通過しないので、損傷した血液脳関門からガドリニウムが漏れだす病変や腫瘍の強調に有用です。

その他に、例外として亜急性期の出血(メトヘモグロビンを含む)、メラニン色素、ムチンや蛋白に富むドロッとした液体等はT1強調画像で高信号(白くなる)に見えます。

□執筆:画像診断本部 副本部長 兼 城南センター長 田頭 偉子(獣医師)

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┃【2】症例報告
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□■症例1■□髄膜腫瘍疑い
ヨークシャー・テリア 11歳 避妊雌 体重 3.3kg
【主訴】けいれん発作

【画像所見】
左前頭葉に径約6.6×7.0×8.3mm(体軸×幅×高さ)の腫瘤性病変
造影剤による均一な増強および髄膜との連続を疑う増強あり

□■症例2■□顆粒細胞腫疑い
ポメラニアン 10歳 去勢雄 体重 4.2kg
【主訴】けいれん発作

【画像所見】
左右の大脳から延髄に及ぶ広範囲の脳底部から髄膜に沿った占拠性病変
T1強調画像でやや高信号を呈し、造影剤による明瞭な増強あり

▽症例詳細・画像・所見画像はこちらから
https://camic.jp/column/15_202209/

□執筆:画像診断本部 副本部長 兼 城南センター長 田頭 偉子(獣医師)

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【3】\\セミナー申込受付中//
   『高齢動物の脊椎疾患』
-レントゲン・CT・MRI検査の上手な使い方-
   講師:神志那 弘明 先生
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キャミックでは、動物病院で働く先生方の診察にお役立ていただく為に、各領域の著名な先生方をお招きし、画像診断に関連したセミナーを定期的に開催しております。
無料のオンライン配信ですので、PCとネット環境さえあれば いつ・どこでもご視聴いただけます。ぜひ、下記のURLよりお申し込み下さい。

◎講師:神志那 弘明先生 (KyotoAR動物高度医療センター センター長)
◎講義時間:約1時間30分
◎対象:獣医師様
(当施設をご利用いただいた事の無い方もぜひご視聴ください)

お申込:https://camic.jp/seminar/202209ccseminar/

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【4】〈城北・城南・ひがし東京〉
全日営業開始のお知らせ
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これまで、キャミック城南では毎週火・金曜日を定休日としてまいりましたが、
2022年9月1日(木)より定休日を廃止し、
3施設共 年末年始を除き毎日営業いたします。

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●━…【5】電話受付時間延長のお知らせ…━●
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2022年8月1日より、予約電話の受付時間を下記の通り延長いたします。

【予約受付時間(城北・城南・ひがし東京 共通)】
変更前 9:00~18:00

変更後 9:00~20:00

★─────────────────────────────────
|【6】電話相談 随時受付中
|CT/MRI検査・画像診断でお困りの先生をサポートいたします!
★─────────────────────────────────

主治医様からのご質問に対して、当センターの獣医師が丁寧にお答えします。

疑っている疾患・症状・何をお知りになりたいのか・今後どのような治療をお考えなのかをお伺いし、最適な検査をご提案いたします。
ご相談だけでも構いません。お近くの施設まで、お気軽にお電話ください。

< 城  北 >TEL:048-606-3732
<ひがし東京>TEL:03-6808-2139
< 城   南 >TEL:03-5752-5033

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